窒素(チッ素)とは?

窒素の発見

窒素ガスはいつ発見されたのでしょうか?

窒素(Nitrogen)の発見年は1772年、
窒素の発見者はイギリスのダニエル・ラザフォードです。

ラザフォードは灰汁((COOH)2)に二酸化炭素(CO2)が吸収できるのに対して、
灰汁には窒素は吸収できなかったのが、
窒素の発見となりました。

窒素の特徴

という訳で、窒素は灰汁に吸収されませんでした。

単体の窒素は、

  • 無色
  • 無臭
  • 安定な気体
  • 化学反応しにくい気体

として知られています。

また、地球の大気の空気中の約8割が窒素です。

細胞のアミノ酸やタンパク質、脂質などに欠かせない元素で、
窒素分子は窒素原子間の化学結合力が強く、
簡単に切り離すことが通常は難しいです。

生物学では、窒素を窒素化合物に変化させることを、
窒素固定といいます。

自然界では、

  • バクテリア
  • アゾトバクター

などの細菌たちがその役目を尽くしています。

 

窒素の工業的製造

空気中に窒素が多く含まれているので、
窒素は空気を冷やし、液体空気の分留によって作られます。

単体の窒素の利用

窒素は、化学反応しにくいことから、
窒素ガスボンベとして利用されています。

多くの産業で、たとえばガスボンベの過剰酸素を防ぐために、
窒素ガスが注がれています。

また、液体窒素は-196℃あり、
冷却剤として用いられています。

ヘリウムガスの10分の1の値段だからです。

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